依佐美送信所

愛知県刈谷市(旧:碧海郡依佐美村)の依佐美送信所は日本初の対ヨーロッパ無線通信施設として、IEEEよりマイルストーンに認定されました。

依佐美送信所の歴史

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姿を変えて残る依佐美送信所

フローラルガーデンよさみ

フローラルガーデンよさみ

 解体された依佐美送信所の隣地に平成19年(2007年)にオープンした刈谷市の施設です。かつて日本の通信の中核となった同施設を技術や産業の遺産として保存を望む声もありましたが、2006年にやむなく解体へ。その敷地に送信所の建物をイメージした記念館を建設し、内部にはかつて対欧無線設備として活躍した各種の機器を展示しています。

 敷地内には、250mの鉄塔の頂上部と基部を含んだ25mの鉄塔の記念塔(平成11年建設)や送信所建設当時資材輸送のため、臨時に鉄道が敷かれたこともあり、それをイメージした250mの路線を走るミニSLがあります。イングリッシュガーデン、梅園、フローラルプラザなど、かつての技術を目にしてゆっくりとくつろげる素敵な空間です。

■フローラルガーデンよさみ概要

フローラルガーデンよさみ
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敷地面積:34300平方メートル
入場料:無料
休館日:月曜定休日、12月29日~1月3日
問合先:フローラルガーデン事務局
住所:刈谷市高須町石山2-1
電話:0566-29-4330
依佐美送信所記念館について

平和の鐘

平成11年3月、 刈谷市半城土町にある願行寺は、依佐美送信所の地下に埋設されていたアース線108kgを融解して梵鐘「平和の鐘」を鋳造し境内に設置しています。かつて軍事通信施設でもあった送信所が解体後は、心安まる平和の施設としていつまでも続くようにとの思いからでしょう。

地球橋

 刈谷市高須町にある「神明橋」のことで、1929年(昭和4年)に依佐美送信所の鉄塔完成と同年に架け替えられたのを記念して、橋の両端4カ所にコンクリート製の地球を載せたことからこう呼ばれています。2000年に架け替えられましたが、同じく地球儀が載っており地球橋の呼称はそのまま引き継がれました。